咬み合わせについて

咬み合わせによる様々な影響

咬み合わせの乱れは、お子さんにどのような影響を与えるのかご存じでしょうか? 咬み合わせは見た目の問題だけではなく、身体の健康にも大きく関係しています。お子さんの将来のためにも、今知っておいていただきたい様々な影響をご紹介します。

咬み合わせによる悪影響

虫歯や歯周病になりやすくなる!?

歯並びが悪い部分には食べ物が詰まりやすく、プラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。そのため、虫歯や歯周病になりやすくなるのです。

歯の寿命が短くなる!?

咬み合わせが悪いと特定の歯に力がかかることになり、負担の大きい歯がグラグラしてくるなど歯にダメージを与えて寿命を縮めてしまいます。

出っ歯だと外傷を受けやすい!?

子どもは活発なために転倒などが多く、上の前歯が出ていると外傷(破折や脱臼)を負いやすくなります。

顎関節症の原因に!?

咬み合わせが悪いと、無意識に顎をずらして食べ物を咬む癖がつき、顎が曲がって成長したり、口が開きにくい、顎が痛むといった顎関節症の原因となったりします。

胃腸に負担がかかる!?

歯にはそれぞれ役割があります。しかし歯並びが悪いとその役割を十分に果たすことができず、咀嚼しきれない食べ物が胃腸に負担をかけてしまいます。

発音が乱れる!?

歯並びが悪いと、話すときに息がもれたり舌がもつれたりして発音が不明瞭になったり、舌足らずな話し方になったりします。

精神的な負担に!?

歯並びや咬み合わせは、顔全体の印象に大きく影響します。乱れた歯並びや不適切な咬み合わせはコンプレックスとなり、精神的な負担になりかねません。

知っておきたい咬み合わせによるストレス

咬み合わせが悪いと、神経にかたよった刺激が伝わって身体に大きなストレスを与えます。さらに、見た目が悪くなるため精神的なストレスにもなってしまうことも。ストレスは時には症状となって身体や行動にあらわれます。お子さんに何らかの不調を感じたら、まずは咬み合わせをチェックしてみてください。

顔がゆがむ!?

咬み合わせが悪いと、顎のバランスも悪くなります。小さな力にも影響されやすい成長期の子どもの身体にとって、顎のゆがみは、口・鼻・目のバランスにも影響し、顔全体のゆがみにつながります。些細なゆがみでも、お子さんの精神的ストレスとなってしまうこともあるのです。

集中力が低下する!?

乱れた歯並びや不適切な咬み合わせのためにうまく歯をくいしばることができないと、集中力が低下します。集中力の低下は勉強や運動に影響を及ぼし、さらなるストレスを招いてしまいます。もしお子さんの集中力が低下したと感じたら、歯並びや咬み合わせのチェックをおすすめします。